「間違った宛名や住所を書いてしまった(印刷してしまった)」「裏面の印刷がズレてしまった」
「余白に手書きでメッセージを書いたけど、漢字を書き間違えてしまった」などなど…
例年、年賀はがきを作成するときには必ず何枚か失敗してしまいますよね。
こういった書き損じ(失敗し)たり未使用の年賀はがきは、郵便局でわずかな手数料を支払えば
新しい年賀はがき等と交換してもらえるのです。とても親切なサービスですね^^
一般に言う、お年玉付き年賀はがきは、正式には「くじ引番号付郵便はがき」
(他にも「かもめ~る」がありますが、ここでは『年賀はがき』のことを指します)
と言うのだそうですが、下の表のように交換にはいくつかの条件があります。
対象となるもの | 交換可能なもの | |||||||
普通 切手 |
特殊 切手 |
くじ引番号付 郵便はがき |
その他の 郵便はがき |
簡易 郵便 |
レターパック・ スマートレター |
|||
くじ引番号付郵便はがき |
当年度発行のはがき | 販売 期間中 |
○ | ✕ | ○ | ○ | ○ | ○ |
販売 期間後 |
○ | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ○ | ||
他年度発行の はがき |
○ | ✕ | ✕ | ○ | ○ | ○ |
当年発行の年賀はがきの場合
令和3年の年賀はがきの販売期間は2021(令和3)年1月8日(金)までです。
この期間までに書き損じた年賀はがきはを郵便局に持っていくと、
令和3年の新品年賀はがきに交換できます。つまり年賀はがきを送れる期間は1月8日前後まで
ということですね。それ以降は「寒中見舞い」扱いになります。
販売期間後に書き損じた年賀はがきを交換する場合は、当年発行の年賀はがきには
交換できませんが、通常のはがきや切手などに交換できます。
他年度発行の年賀はがきの場合
他年度に発行された書き損じの年賀はがきの交換内容は、
当年発行の年賀はがきの販売期間後の対応と同じです。
交換手数料は交換する対象によって異なる
では実際書き損じた年賀はがきを交換する場合どのくらいの手数料がかかるのかと言うと、
郵便切手・通常はがき | 1枚あたり5円 |
往復はがき・郵便書簡 | 1枚あたり10円 |
レターパック・スマートレター | 1枚あたり42円 |
10円未満の郵便切手や郵便はがき | 合計額の半額 |
といった内容になります。例えば販売期間中の当年発行の年賀はがきの場合は、
1枚あたり5円の手数料で新品の年賀はがきと交換できるということになります。
額面と手数料の計算方法
書き損じ年賀はがきを交換した場合を例に計算すると…
- 63円✕10枚(額面630円)の場合は手数料は50円(1枚5円✕10枚)となります。
- 50円を支払えば新品の年賀はがき10枚と交換できますし、額面630円から手数料50円を
- 差し引いた額(580円)で切手などと交換することも可能です。
年賀状印刷・お手軽年賀はがきは注意が必要
郵便局の年賀状印刷サービスである「年賀状印刷」「お手軽年賀はがき」ははがき代と印刷代が
セットになって販売されている商品です。たくさんあるデザインから好きなものを選択でき、
自身で印刷する手間がかからない分、1枚あたりのコストが年賀はがきより割高になります。
この年賀状印刷・お手軽年賀はがきを書き損じた場合は、購入代金から印刷代金などを除いた金額
での交換となりますので注意が必要です。
年賀はがきの交換手数料が無料になる場合もある
例外的に、近親者に不幸があり年賀はがきを送ることができなくなった場合は、
販売期間終了までに郵便局で所定の手続きをすれば手数料無料で以下の通常切手類と交換できます。
通常切手(弔事用切手を含む) |
通常はがき、往復はがき(その他の郵便はがき) ※喪中印刷、挨拶文入り喪中はがきなどの絵柄印刷代金等を含む商品は含まれない |
郵便書簡 |
レターパック、スマートレター |
まとめ
年賀はがきを作成するときは住所や宛名に間違いがないか、挨拶文をどう書こうか、
どういう言葉を使おうか、何かと推敲を重ねますよね。
それに加えて失敗してしまったときの脱力感はハンパないです。
しかし、新年を寿ぐあいさつ状はもう少し気分を楽にして書くべきだと思いますし、書き損じても
僅かな手数料で交換が可能な上、切手など年賀はがき以外の物とも交換してもらえるのは
ありがたいです!
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